ハーバード大が、LGBTアクティビスト向けの研修をここ何年かオンラインで提供している。友人の小鉄がマネージャーをやってて、東アジアの存在感が全然ないよ、と声をかけられ、エントリーしたところ合格した。小鉄はもともと北京のLGBTセンターの事務局長を…
大人になってから大学のオンラインコースで勉強させてもらう機会が何度かあり、そのうちの1回が、キング牧師とも一緒に公民権運動をやっていたマーシャル・ガンツ先生のコミュニティ・オーガナイジングの授業だった。当時あんまり英語力もなくて理解もあん…
最近海外のいろんな社会運動関係のウェビナーで目にする機会がある「アライ・スペクトラム」、日本語圏ではあまり見ないので、自分なりに理解したものを紹介することにした。 アライというのは理解者・支援者などと日本だと翻訳されることがあるが、ざっくり…
今度Queer Space Tokyoにて3月28日(土)にネットと社会運動をテーマに話すことになったので、イベントの宣伝がてら自分の原体験でもあるmixi時代に始まった(懐かしい)「多様な性にYES」のアクションや、このような「クラウド型」のアクションの話が2010年台…
古い友人である朴希沙さんが、本を書いていると言うので出版をずっと楽しみにしていた。ようやく発売されたのが『歴史的トラウマと日常を結ぶ心理臨床』(明石書店)。 www.akashi.co.jp それなりに分厚い本だが、全ての章がみっちりしていて3冊分ぐらいの濃…
職場でも学校でも、サークル活動でも、同じコミュニティに帰属している人たちの中で誰かと誰かが付き合い始めると、若干の気まずさを覚えることがある。それは、その人たちが別れた時に面倒なことになるだろうなという予感である。 別れた後、どちらかが同じ…
1日遅れとなったが昨日はトランスジェンダー追悼の日だった。ヘイトクライムでこの1年に殺害された何百人を覚える日だ。殺される人の多くはセックスワーカーで、有色人種で、いくつもの複合的な困難を抱えながら生きていた人だ。国によっては、トランスの人…
タイトル通り、ニュースレター始めました。第一弾は九州レインボープライドで参政党のテーマソングが歌われた事案への対応についての考察と危機発生時のコミュニケーションについて書きました。 ここのブログとは別にたまにニュースレター更新していくのでよ…
昔読んだエッセイに、たばこ会社の社員が新作を作るために仕事としていろんなたばこを吸い、休憩時間がやってくるとようやく自分のたばこを吸うという話があった。実話なのか創作なのかはよくわからない。 私は20年ぐらいLGBTの領域に関するアクティビストを…
今週末、広島のパレードに呼ばれているのでプラカードのデザイン作りました。 「今回こそ学習指導要領にLGBTを」 学習指導要領は、ざっくりいえば学校で何を教えるかという指針のようなものです。前回は次のような理由で、2014年の改訂の際には文部科学省は…
【よかったら拡散してください】 LGBTの子ども若者の居場所を全国で運営している団体の代表です。 トランスジェンダーの子どもに関するひどい質疑で注目を集めようとしている参政党の議員のニュースを見ました。いちいち言い返すのもエサに食いつくみたいな…
2024年12月31日をもってX(旧Twitter)アカウントについて、イベントや記事の宣伝以外では基本的に非アクティブにします。経営体制が変わるなど、状況が変わったら再開する日が来るかもしれません。 イーロン・マスク体制になって以降、ヘイト投稿や偽情報が…
年に1回の健康診断に行ってきた。バリウムが不味かった。なんとか飲みやすいようカルピスっぽい爽やかな味わいにしてあったが、バリウムを爽やかにするのにもやはり限界がある。それはともあれ、自分のようなトランスの人たちの多くは健康診断に抵抗感がある…
『ゴーイング・メインストリーム 過激主義が主流になる日』を読み終えた。気候変動懐疑論や反ワクチン、白人至上主義などのグループに潜入調査して現場を解き明かしていく作品。 この本では、さまざまな「過激主義」と呼ばれるものの内部に著者が潜入調査し…
10代のとき「あなたたちは温室にいて社会はもっと厳しいんだ」と話している教師がいた。あんたにワシの何がわかるんじゃと思っていたが、大人になってわかったことがある。それは、当時が自分の人生の中で最悪のときであり、大人になってからの方がよっほど…
2005年ぐらいからネット空間に自分の考えていることをつらつら書いては、友人、知人、知らない人たちからコメントをもらい、自分の考えを形作って現在に至ってきた。ときおり炎上することもあったが、炎上から学ぶ有意義なこともあった。自分のアイデアや、…
社会運動について論じた本で何が面白かった?という話を知り合いとして楽しかったので、久々にブログ記事にしてみる。 まずは『ツイッターと催涙ガス: ネット時代の政治運動における強さと脆さ』。 ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと…
トランスジェンダーの経験の複雑さを、どう伝えるか
デフレ化する「LGBTフレンドリー」~電通過労死事件とエリート・ゲイ写真から考える「働きやすい職場」
性の多様性について悩んでいる子への個別対応だけでは不十分で、みんなで学んだ方が良いわけは「当事者の子どもがカミングアウトの相手として最も選ぶのは同級生だから」というのが大きい。 これは「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」が2013…
LGBTユース向けの「いのちの電話」を運営しているトレバープロジェクトが2023年版の全国調査を実施した。 相変わらず若年当事者の希死念慮や自殺を試みる割合は高いが、LGBTQに肯定的な環境があることによってやや改善されることも示されている。特に家族や…
毎年5月17日の「多様な性にYESの日(IDAHOT)」にあわせて全国各地でキャンペーンを呼びかけてきた「やっぱ愛ダホ!idaho-net.」が来月で活動を終えることになりました。来週末に「やっぱ愛ダホ!」クロージングイベントを開催します。よかったらきてください…
文春に掲載された橋本愛さんのコラムが話題になっている。 bunshun.jp 橋本さんは先日、トランスジェンダーに関連するSNSの投稿を撤回・謝罪して話題になった。「学びの機会をくださり、本当にありがとうございます」と投稿したのが3月15日で、この半月の間…
LGBT新法をめぐって、この辺は前提に議論できると良いかなと思うことを整理してみた。なおタイトルには理解増進法をあげたが、差別禁止法も同様である。 (ちなみに執筆者はトランスジェンダーの当事者として2010年前後から議員に政策提言などもしている立場…
2023年が始まりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。コロナ禍に突入して、相変わらず感染者は多いけど、そろそろ日常のあれこれが正常化してきた頃かと思います。年末に、久々に各地のLGBT団体のサイトを見ていたら、交流会が停止したままのところが…
LGBTに関するさまざまななニュースのコメントをメディアから求められる機会が多い。政治がらみの案件以外は、自分があまり怒っていないことに最近気がついた。自分が炎上してしんどかったことを思い出したり、コミュニティ全体が不寛容だと思われることへの…
※死に関する話題を含みます。 昨日、イベント登壇直前に若い知り合いの訃報を耳にして泣きそうだった。病気だったという。イベント自体は完璧にこなした。実際に新刊について気心しれた仲間と語り合えるのはとてもうれしかった。悲しいことと、その他のいろ…
先日発売された『ソーシャルメディア・プリズム SNSはなぜヒトを過激にするのか?』はなかなかに面白かったので、感想のメモを残しておこうと思う。インターネットと社会運動の関係性について考える上で、示唆に富んだ一冊。 www.amazon.co.jp 同じ意見ばかり…
9月2日に、新しくまた本が出ます。 amazon.co.jp 今度の本は教員向けです。単著が出るのは5冊目。 似たような名前の本ばかり出してると思われそうなので、聞かれそうなことをまとめてみた。 Q.既刊『先生と親のためのLGBTガイド』とはどうちがいますか タイ…
この前バンコクを旅する機会があり、マッサージ屋にいった。赤の他人に自分の身体を触られること自体がなかなかハードルが高く、いろんなメニューがあったが、自分が選べるのはフットマッサージ一択だった。私の外見は男性にも女性にも見える。そのため自分…