バラバラに、ともに。遠藤まめたのブログ

LGBTの子ども・若者支援に取り組む30代トランスの雑記帳です

2022-01-01から1年間の記事一覧

炎上案件と当事者の役割(ロール)

LGBTに関するさまざまななニュースのコメントをメディアから求められる機会が多い。政治がらみの案件以外は、自分があまり怒っていないことに最近気がついた。自分が炎上してしんどかったことを思い出したり、コミュニティ全体が不寛容だと思われることへの…

ここにいることは最低で最強の抵抗

※死に関する話題を含みます。 昨日、イベント登壇直前に若い知り合いの訃報を耳にして泣きそうだった。病気だったという。イベント自体は完璧にこなした。実際に新刊について気心しれた仲間と語り合えるのはとてもうれしかった。悲しいことと、その他のいろ…

SNS上で政治的な発言をすること・しないこと

先日発売された『ソーシャルメディア・プリズム SNSはなぜヒトを過激にするのか?』はなかなかに面白かったので、感想のメモを残しておこうと思う。インターネットと社会運動の関係性について考える上で、示唆に富んだ一冊。 www.amazon.co.jp 同じ意見ばかり…

新刊が明日発売!これまでの本を振り返る

9月2日に、新しくまた本が出ます。 amazon.co.jp 今度の本は教員向けです。単著が出るのは5冊目。 似たような名前の本ばかり出してると思われそうなので、聞かれそうなことをまとめてみた。 Q.既刊『先生と親のためのLGBTガイド』とはどうちがいますか タイ…

マッサージ屋でsirと呼ばれた話

この前バンコクを旅する機会があり、マッサージ屋にいった。赤の他人に自分の身体を触られること自体がなかなかハードルが高く、いろんなメニューがあったが、自分が選べるのはフットマッサージ一択だった。私の外見は男性にも女性にも見える。そのため自分…

LGBTに関するエッセイが中学入試の問題にでる世の中になった

昨年出版した『みんな自分らしくいるためのはじめてのLGBT』(ちくまプリマー新書)が今春の中学入試の国語の問題で出題されたらしい。 みんな自分らしくいるためのはじめてのLGBT (ちくまプリマー新書) 作者:遠藤 まめた 筑摩書房 Amazon 粋な計らいをして…

セミナーの注意喚起について

先日、LGBTに関する啓発活動を行なっている清水展人氏よりメールをいただきました。私が2017年2月にTwitterで発信していた清水氏に関する2つのツイートについて削除してほしいとの内容でした。 Twitterは前後の文脈が分かりにくく、5年前のツイートであれば…

ヘイトに傾いた人には恥をかかせないほうがよいのかもしれない

最近読んだこちらの記事が面白かった。 www.huffpost.com 10代の子どもがネットで過激思想に触れているぽかったときにどうするか?というもので、いくつかアドバイスが出てくるが、その中に「Don’t shame them(相手に恥をかかせないこと)」というのが出て…

トランスヘイトに胸を痛めている人ができること

トランスヘイトに胸を痛めている人ができること

私の勤務先に関する誤情報と、みなさまへのお願い

こんにちは、遠藤まめたです。LGBTQ支援に関する活動をしながら、平日は企業で働いております。 私の勤務先であるオンライン署名サイトChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)上でたちあがった署名キャンペーンについて「社員の遠藤が自分の気に入らないもの…