バラバラに、ともに。遠藤まめたのブログ

LGBTの子ども・若者支援に取り組む30代トランスの雑記帳です

2023-01-01から1年間の記事一覧

『ツイッターと催涙ガス: ネット時代の政治運動における強さと脆さ』。

社会運動について論じた本で何が面白かった?という話を知り合いとして楽しかったので、久々にブログ記事にしてみる。 まずは『ツイッターと催涙ガス: ネット時代の政治運動における強さと脆さ』。 ツイッターと催涙ガス ネット時代の政治運動における強さと…

トランスジェンダーの経験の複雑さを、どう伝えるか

トランスジェンダーの経験の複雑さを、どう伝えるか

デフレ化する「LGBTフレンドリー」~電通過労死事件とエリート・ゲイ写真から考える「働きやすい職場」

デフレ化する「LGBTフレンドリー」~電通過労死事件とエリート・ゲイ写真から考える「働きやすい職場」

性の多様性について個別対応ではなくみんなで学んだほうがいい理由

性の多様性について悩んでいる子への個別対応だけでは不十分で、みんなで学んだ方が良いわけは「当事者の子どもがカミングアウトの相手として最も選ぶのは同級生だから」というのが大きい。 これは「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」が2013…

家族や学校がLGBTQに受容的であることの大切さ

LGBTユース向けの「いのちの電話」を運営しているトレバープロジェクトが2023年版の全国調査を実施した。 相変わらず若年当事者の希死念慮や自殺を試みる割合は高いが、LGBTQに肯定的な環境があることによってやや改善されることも示されている。特に家族や…

やっぱ愛ダホの活動を終えます

毎年5月17日の「多様な性にYESの日(IDAHOT)」にあわせて全国各地でキャンペーンを呼びかけてきた「やっぱ愛ダホ!idaho-net.」が来月で活動を終えることになりました。来週末に「やっぱ愛ダホ!」クロージングイベントを開催します。よかったらきてください…

橋本愛さんのコラム/対立ではなく共闘を

文春に掲載された橋本愛さんのコラムが話題になっている。 bunshun.jp 橋本さんは先日、トランスジェンダーに関連するSNSの投稿を撤回・謝罪して話題になった。「学びの機会をくださり、本当にありがとうございます」と投稿したのが3月15日で、この半月の間…

LGBT理解増進法は女湯の運用とは関係がない

LGBT新法をめぐって、この辺は前提に議論できると良いかなと思うことを整理してみた。なおタイトルには理解増進法をあげたが、差別禁止法も同様である。 (ちなみに執筆者はトランスジェンダーの当事者として2010年前後から議員に政策提言などもしている立場…

今年こそ居場所づくりを再開したい/はじめたい方へ

2023年が始まりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。コロナ禍に突入して、相変わらず感染者は多いけど、そろそろ日常のあれこれが正常化してきた頃かと思います。年末に、久々に各地のLGBT団体のサイトを見ていたら、交流会が停止したままのところが…