バラバラに、ともに。遠藤まめたのブログ

LGBTの子ども・若者支援に取り組む30代トランスの雑記帳です

セミナーの注意喚起について

先日、LGBTに関する啓発活動を行なっている清水展人氏よりメールをいただきました。私が2017年2月にTwitterで発信していた清水氏に関する2つのツイートについて削除してほしいとの内容でした。

Twitterは前後の文脈が分かりにくく、5年前のツイートであれば尚更と考え、本日当該の2つのツイートを削除することにしました。

とはいえ、当時の注意喚起は重要であり、記録に残しておくことがLGBTコミュニティにとっても有益であると考え、背景の文脈を補足する形で本記事にまとめることにします。

ことの経緯としては以下の通りです。2017年2月に清水氏が行っていた起業セミナーに参加したLGBT当事者の人たちから私のもとに相談がありました。200万円のセミナーだが今契約すれば97万円などと言われて契約したものの、セミナー費用の高額さに疑問を持っている、返金を希望しているなどといった相談内容でした。

また同じ頃、清水氏が代表理事を務めている一般社団法人日本LGBT協会の、清水氏とは別の理事が高額なコーチングの勧誘を行っていることを知人から聞きました。私としてはこれ以上セミナー等に参加して後悔するLGBT当事者を出したくないとの強い危機感がありました。

 

私が注意喚起をしてから5年経過し、この間、清水さんが同様の高額セミナーを行っているとの情報を私は得ていませんし、困っている方からの新規の相談も受けていません。

 

以下は一般論となりますが、仕事がなく経済的に困窮している人も多いLGBT当事者の中には、一発逆転的な発想で高額セミナー等に救いを求める人も少なくないように思います。LGBTコミュニティでは自己啓発セミナーやネットワークビジネスの勧誘をよく見かけます。自己肯定感が持てず、頼る人がいない中でこのようなビジネスにはまり、さらに困窮する人が出てしまうのは問題であると個人的に考えています。

5年前の本件に限らず、このような注意喚起は2022年の今日にも有益であると考え、あらためてブログに経緯をまとめてみました。